アロマセラピーとは
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ウイルス性感染症とアロマセラピー Viral Illness and Aromatherapy

今日、多くの人が、新型インフルエンザの脅威にさらされています。

病院などで手を消毒するためにアルコールなどが置かれています。 医師もインフルエンザに感染している人と接触した可能性がある場合、手術を控えなくてはいけないし、妊娠中の人とは、接触を避けなくてはいけません。

アドバイスの多くは、意識を高めて 清潔に保つことがほとんどです。

これは、悪いことではありませんが、一般的な感染症の脅威には、有効かもしれませんが、ウイルスの感染予防に大切なこととは、別ということが意識されていないようです。

皮膚は、ウイルスからの感染に最強のバリア機能をもっています
ウイルスによっては、死んだ細胞には、感染することは、できません。

私は、セラピストとして、エッセンシャルオイルを集中的(高濃度)な使用法について興味を持っています。抗ウイルス性について言及しているものも既にありましたが、私は、もう少し、深く掘り下げ、しっかりとしたエビデンスを基に抗ウイルスに対してエッセンシャルオイルがどのように働きかけるかを探求してきました。

その上で、近年の 感染からの脅威に直面している一般の方に安心して使っていただけるアドバイスを提供したいと思います。

この問題にお答えするために 
 ◆ まず、ウイルスがどのように蔓延していくか、
 ◆ そしてエッセンシャルオイルをどのようにウイルスの拡大に対して使用するか
を検証しなくてはいけません。

まず、
 1. ウイルスが何か? 
 2.ウイルス性感染症疾患とは何か?
 3. ウイルス性感染症をどう取り扱うのか?
 4. エッセンシャルオイルは感染症による症状にどのように用いられるか? 
これらの簡単なレポートに関して、4つの質問を用意しました。 

もしも外科手術によっても治療できず、または明らかな身体的な原因がない状態で横たわっている人は、単純に'ウイルス性の'ものによるものだと誤解される。しかし、もっとも重要なことは、ウイルスが意味することの正確なまた、特有の定義を理解することである。

ウイルスはそれ自身が、世界的流行の脅威となり、それは段階を経ること、'生みつけられ'、突然変異(それによって侵入したり、'防御装置'に対抗する)が容易であることによる。

私たちは、正面からエッセンシャルオイルの使用に基づくセラピーにおける疑問点に向き合い、ウイルスから守り、その犠牲者をトリートメントするために、その他のアプローチも視野に入れて、何ができるかを報告する必要がある。

ウイルスとは何か?

オランダの微生物学者、マルティヌス・ベイエリンク(1851-1931)は、それ自身で複製する、目に見えない病原体に対して'ウイルス'という用語を用いた最初の人物である。ウイルスは微生物でありバクテリアよりも小さく、それは生きている細胞以外のところでは成長、増殖することはできない。わずかな淡白質のコートで包まれた一片の遺伝物質で構成されている。ウイルスは生きている細胞を侵食し、生存し続け、複製するためにそれらの化学機器を利用する。独自にまたは突然変異して増殖する、すなわち、この突然変異する能力は、あるウイルスのそれが、感染した個人においてわずかに変化することを担っており、治療をさらに困難なものにしている。バクテリアを取り除くことができれば、通常はウイルスに関わっている可能性はない。

 

クロフォードこう述べている、「ウイルスは私たちの身体に静かに、目に見えずに入り込み、私たちの制御をほとんど超えて細胞に寄生する。比較的最近までにウイルスは私たち、多くの高度な生物に対して立ち向かい、勝利してきた。20世紀中に天然痘のたった1つのウイルスが最低3億人の死者をだしたが、1980年にはそのウイルスは根絶したが、その頃は、まだ麻疹によって、一年に250万人の子供たちが亡くなった。」

細菌感染とウイルス感染の違いの1つは、それらの機能の点である。驚くべき事実として、世界中の人々のたった一人の人間に、いわゆる'黴菌'が増殖する、しかしそれらは人体からは独立しているが、一方で依存している、すなわち黴菌と人体の関係は双方にとって有益である。しかしウイルスは細胞に侵食し、上手く細胞を破壊し、そうすることによって生き続けるのである。それら自身は細胞ではなく、ほんの粒子であるが、力を使わずに、細胞を乗っ取り、その貯蔵物を引き出すのである。人類は3,000の遺伝子をもっているが、ウイルスは3〜400の遺伝子しかもっていない、すなわちそれら遺伝子は主に再生、繁殖を命令しているのである。

ウイルス性疾患とはなにか?

インフルエンザはRNAウイルスがA、B、Cに分類される。インフルエンザAは最も一般的なタイプである。このタイプは哺乳類や鳥類に感染し、水鳥が生来にもつ特有のものである。毎年A型インフルエンザは季節性として流行し、何百万の人々が感染し、10〜20万人が死亡し、そのほとんどが高齢者や若年層である。

B型インフルエンザA型よりは一般的ではなく、ヒト、フェレット、アザラシのみに感染する。B型はA型よりもゆっくりとした変異なため、遺伝子の多様性が少なく伝染力は弱い。C型インフルエンザはヒト、イヌ、ブタに感染し、この3つのタイプ中では発生率が少ないが、急激に発生すると伝染力が強い。

20世紀中に世界的流行になったのはA型インフルエンザであった。その主な武器は、宿主の免疫システムを逃れる、A型のもつ急激な突然変異である。この性質のために毎年A型は季節性インフルエンザとして大流行するのである。

インフルエンザは通常の風邪のように発生したが、長く続き重篤なものになってきている。特徴的な症状としては、高熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛、激烈な咳がある。ウイルスは、宿主が死亡するか(非常にまれなケースであるが)、感染を制御しウイルスを除去するまでにおよそ3〜4日間を要する。その期間の間に、ウイルスはできるだけ多く、また素早くの細胞に感染し、再生され、その再生されたものは、宿主の免疫系によって破壊される前に放出される。

A型インフルエンザの病原体株は、感染力や毒性を決定づける二つの主なタンパク質‐へマグルチニンやノイラミダーゼによって構成され、HとNで表記される。16のHがあるが、H1からH3までがヒトに感染し、9つのNがあるが1と2だけがヒトに感染する。ヘマグルタニンはウイルスが掛け金を掛け、宿主の細胞に感染放出させるものである。

最も新しい突然変異は、豚インフルエンザA H1N1である。この病原体株は、同じ宿主(おそらく豚、それによりスワイン フルー)に感染しているA型インフルエンザの4つの異なる病原体株によるものである。ウイルスは遺伝物質を交換することができ、それによって1つの株は他の株と結合し、完全に新しい株を生み出すことができるのである。その最近の豚インフルエンザはヒトウイルス、鳥ウイルスまた二つの豚ウイルスと結合しやすいが、これは仮想である、なぜならばウイルスは照会先をもたないからである。

ウイルス性疾患はどのように治療できるか?

治療よりも予防がいつも重要である。予防として、薦められる3つの簡単なステップがある(チーフ・メディカル・オフィサーによる最近のアドバイスである):

1.こまめに手を洗う 

これは当たり前のことであるようだが、石鹸を用いた手洗い(エッセンシャルオイルを含んだ石鹸)、そしてその度に20秒程度、水で洗い流すことが最もよい(もしもあなたが外出して他人と接触するのであれば)。感染の80%は手から拡がるという調査結果がある。もしも手を頻繁に洗えないのであれば、アルコール60%の手の消毒液を用いるとよい。

2.避けるべきこと

不必要な人との接触を避け、人混みを避け、もし具合が悪かったり、感染の可能性があれば人に会わないようにする。人に会いに行かなくてはならない用事がある場合は、実際に難しいかもしれないが、たとえば仕事があるなど、それでも専門家は次のことを、繰り返しアドバイスすることは必要であると確信している‐つまり、人から離れていること、群集を避けることは、人から感染すること、人に感染させることを減らす。 (英国の調査チームは99%の電車通勤者は一冬に1度以上の風邪をひいているという結果を出した。それに比べて昨年の冬は、58%の自宅勤務者、88%の徒歩通勤者が風邪をひいたという結果になった。)

3.症状の把握と緩和

熱、身体の痛み、喉の痛み、咳、鼻水、吐き気、下痢、倦怠感。気分が悪い場合は、医師の診察を受ける。

医師のアドバイスは明確である、すなわち、「抗生物質はウイルスには効果はない」ということ。

身体はキラーT細胞を生産し、配置につかせることで、ウイルスと闘う。健康な人間では1日におよそ50,000,000,000が生産される。免疫系は非常によい記憶力をもっていて、ある特定の感染を死滅させると、その感染に対抗する免疫力を持続することができる。人々が何度も繰り返し、風邪やインフルエンザに罹患する唯一の理由は、ウイルスが突然変異するためであり、その変異に対して免疫系が新しく反応する必要があるからである。キラーT細胞は感染した細胞を殺し、Bリンパ細胞は感染に対抗する抗体を生産する。B細胞もT細胞もそれ自身をクローンとして増殖し、脅威となる、あらゆるものを攻撃する。身体は、この反撃の細胞を生産するために最長10日間掛かり、このために症状がでるのである。

ザナミビル、オセルタミビルと呼ばれる抗生剤がインフルエンザに使用される。それらはウイルスを死滅できないが、ウイルスの増殖を妨ぐことが可能である。そのため、それらはインフルエンザを治癒することはないが、症状を軽減や発症の期間の短縮する。インフルエンザが進行する際の合併症のリスク軽減のために、抗生剤が処方されるのである。それらの効力のために、症状が出たらすぐに投与されるべきである。

抗生剤は宿主の細胞に侵食し、その細胞のDNAに複製しようとするウイルスの能力を弱める。薬物の一部はウイルスの付属物、または細胞への進入をブロックする−つまり、他は複製を阻害し、ウイルスのDNAを取り巻くタンパク質のコートを剥がすことを防ぐ。抗生剤の開発は、感染したDNAの遺伝子コードの研究が可能な、高度な分子生物学と遺伝子工学の二つの分野の協力により行なわれている。このレベルの研究は電子顕微鏡が用いられるようになるまでは不可能なことであった、そして抗生剤が市場に出始めたのは、ほんの1980年代からである。

エッセンシャルオイルは感染症による症状にどのように用いられるか

ホリスティックな医療において、疾病はより良いホメオスタシスに到達するために、身体と共に作用する期間があることを、私たちは明白に述べるべきだろう。率直に言えば、ウイルスが引き起こす、そういった疾病(麻疹、流行性耳下炎、風疹、水疱瘡)は免疫系の発達を刺激するものである。その症状(発疹や皮膚への刺激)が適切に治療されるのであれば、抗生剤のようなマイナスに作用するものの導入は、実際、回復を遅らせ、助けにはならない。

最近の鳥インフルエンザが猛威を振るった期間、嬉しいことに、英国紙The Independentに掲載された次のような記事(Jeremy Laurance, Health Editor, Saturday, 15 Octoober 2005)を読むことができた。それはスターアニスの収穫の90%が、その植物とエッセンシャルオイルに存在するシキミ酸‐タミフルのベースとなる‐の抽出に用いられたことが確認された、というものであった。これはウイルス感染の治療において、エッセンシャルオイル特有の使用が明らかな例である。

さらに一般的に文献には、感染性の症状の治療において、あるエッセンシャルオイルやそれらを含む製品が役立つということが指摘されている。

i) エッセンシャルオイルに強力な抗ウイルス性があることが一般的なアロマセラピーの 文献に言明されている。デイヴィスは、たとえば、ベルガモット、ユーカリそしてティートゥリーの使用を提案している。これらのエッセンシャルオイルは、実際に有効であるが、それらがどのように作用するのかは明確ではない。

ii) 二人のフランス人のドクター、フランショーメとペノールの非常に詳細な研究がおこなわれた。フランショーメは、タンパク質に包まれたウイルスはテルペン‐アルコール類やフェノール類を多く含むエッセンシャルオイルに反応するが、包まれていないウイルスはテルペン様のケトン類が豊富なものに反応する。ぺノールもそれに同調しているが、さらに具体的な提案として、α‐テルピノールやオキサイド 1.8シネオールが投与されるべきだとしている。彼が提案するオイルにはローラス  ノビリス(Laurus nobilis)、ユーカリ ラディアータ(Eucalyptus radiata) そしてニアウリ(Melaleuca viridiflora)がある。 

iii) さらにシュノーベルトは細かく、テルペン類が細胞の表面のレセプターを変化させることによって、免疫系や代謝活動を活発にし、その新しい作用はセスキテルペン類と細胞の浸透性の間の反応が引き受けている、と述べている。実際にレン・プライスとシャーリー・プライスはエッセンシャルオイルの有効性はある特別な分子だけによるものではなく、むしろそれらに共通の性質、おそらく脂肪に対して溶解するためであると言及している。

iv) ハイペリカム(Hypericum perforatum)に含まれる、ハイペリシンは感染した細胞中のウイルスの発達を抑制すると指摘される。ハイペリシンはいくつかのウイルス、サイトメガロウイルス、ヒトパピローマウイルス、 B型肝炎、ヘルペスなどに対して作用がある。この抗ウイルス作用は研究室や動物に対する研究では認められているが、人体に対してではない。ハーブは酸化によってウイルスに対抗する作用があると思われる。ハーブの抗ウイルス性は光にさらされた時に、その効力がさらに増長される。セントジョーンズワートはHIVの患者において1991年に研究された。その投与量はうつ病の治療に対してよりも、はるかに多いものであった。患者は精製されたハイペリシンを静脈注射によって投与された。その研究は、試験において、どの色白の患者も光に非常に敏感になった時に中止された。彼らは皮膚の発疹が広がり、何人かはハイペリカムの投与を止めるまで外出できないほどであった。肌の色が黒い一人には、この反応は起こらなかった。

エッセンシャルオイルが、ウイルス感染の予防やそのトリートメントに役立つことは、明らかである。その調査によって、エッセンシャルオイルは細胞がウイルスを吸収することを抑制し、ウイルスが細胞を一度に包み込むほどの再生能力を抑制することが可能である 結果がもたらされた。最も有益なエッセンシャルオイル(しかしこれまで検討してきて、人々の見解は様々で、それぞれのオイルによって、作用の度合いは異なる)は1.8シネオールを多く含むオイルやα‐テルピノールの含有量の多いものである。

i) Eucalyptus radiata (ユーカリ Radiata)

ii) Melaleuca viridiflora (ニアウリ)

iii) Ravansara aromatica (ラバンサラ)

私独自のリストにはさらに、強力なフェノール、ユゲノールを含む、広く効果的なオイルを追加する。 2008 Syzygium Aromaticum (クローブ)

クローヴと共に、もちろんIllicium verum (スターアニル) も予防に適したオイルである、すなわち1.8シネオールとα‐テルピネオール両方が含まれているためである。

これまでの説明からも、ウイルスは非常に器用に宿主を見つけ出すため、空気感染や接触感染からの予防に気を遣うことが最も重要である。ブレンドオイルを蒸発器で拡散するのは非常に効果的な予防方法だろう。また、これらのオイルのブレンドを手洗い用の石鹸に入れておけば、手洗いの際に予防の層がさらに加わる。ウイルスに感染した場合でも、エッセンシャルオイルを用いた、多くの証明済みで有効な反応が、特に単純疱疹ウイルスやインフルエンザウイルス対してみられる。私は、セラピストはクライアントへのブレンドに関して、5%から25%の間で相乗作用のあるオイルのブレンドを含有するものを考え、状況に応じて(通常の処方内容や使用方法をもとにして)見直すことを薦めたい。反応が適したものであることが重要なのである。たとえば、日本を旅行中に(私は機内ではまさに、密閉された小さなスペースに非常に多くの人々が、空気が再循環される中にいることに気付いた)私は通常のエッセンシャルオイルの内容を見直した‐ラバンサラ(Ravensara aromaticum)、ペパーミント(Menta x Pipereta)、ヒソップ(Hyssopus officinalis) をブレンドし入浴用、局所への塗布を‐スター アニスをブレンドに25%配合して、フライトの前後および機内で塗布し、空気中の病原体に接触するリスクが減るようにした。ブレンドを入浴中に使うことによって、確実に分子が揮発し、吸入されるため呼吸器を通して吸収される。バスオイルとしての使用、また局所に塗布(3滴を1日に2回、肘の内側に)塗布することによって分子が真皮を介して吸収される。1.8シネオールを多く含むブレンドは、確実にどんな大きな分子も引き付ける。

私は、絶えないウイルスと闘うために、エッセンシャルオイルがどのように求められているかを、少しでも理解を深めることに非常に満足している。ウイルスを防御することは、いかに枝分かれした医学‐伝統的でも、補完的でも‐を用いても簡単なことではない。ただ私たちのできることは、私たちの身体に、ウイルスに対抗するために必要なサポートを与えること、つまりエッセンシャルオイルはナチュラル オプションなのである。

Dr Robert Stephen
Fellow of the Royal Society of Health,
Fellow of the Royal Society of Arts,
Fellow of the Institute of Aromatic Medicine
2009年10月日本にて、Aromatopiaへの改訂版


参考文献
Crawford, D H (2009) The Invisible Enemy: a natural history of viruses, Oxford: Oxford University Press.
David, P (1993) Aromatherapy - an A-Z Saffron Walden: C W Daniel Co Ltd.
Freeman, L W, Lawlis, G L (2001) Complementary and Alternative Medicine: a research based approach St Louis: Mosby.
Price, S, Price L (2008) Aromatherapy for Health Professionals (3rd edition), Edinburgh: Churchill Livingstone
Schnaubelt, K (1999) Medical Aromatherapy Berkley: Frog Ltd.
Stauss, J H, Strauss, EG (2008) Viruses and Human Disease Calafornia: Elsevier







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